雑学の玉手箱

日常生活にとくに役には立たないけど、時折「なぜ?」と思う些細な疑問について調べたことの覚え書きです(^^)

食べ物

石焼き芋はなぜおいしい?5

秋の味覚のひとつに焼き芋がありますね。毎年、楽しみにしている食べ物だったりします。

ところで、季節になると「いしや~きいも~」と焼き芋屋さんが近所にやってきたりしますね。最近は少し減ってしまったようにも思いますが、皆さんのところはまだ廻ってきますか?

ところで、焼き芋屋さんで買った焼き芋、ほくほくして甘くて、何でこんなにおいしいんだろうと思ったことはありませんか? 家では手軽に「レンジでチン」をするくらいだったのですが、明らかにおいしさが違いますよね。芋が違うのかな? とか、やっぱり石焼きの力なのかな?  なんていろいろと疑問でした。

しかし、実は焼き芋屋さんの 芋のおいしさは、やはりその焼き方に秘密があたようです。では、どのように焼けば焼き芋屋さんのような焼き芋が食べられるのでしょうか?


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焼き芋のもとになるサツマイモ、その主な成分はデンプンです。デンプンは多糖類という単糖の分子が複数結合した物質で、甘くありません。これが加熱されると酵素の働きで分子結合が分解されて、甘い麦芽糖(マルトース)に変化するのだそうです。

ところでこの酵素の働き、40度から60度の間で働き、60度で 最大となる一方、それより高温になると活動が止まってしまうのだそうです。つまり、サツマイモの甘さを最大限引き出すためには、低温でじっくり焼き上げることが必要なのです。そのため、焼き芋屋さんの「石焼き」という焼き方は、サツマイモの性質からしても理にかなっていると言えます。

反対に「レンジでチン」ではおいしくないのは、レンジは短時間で高温調理をするためで、マルトースへの変化がほとんど起こらないまま完成してしまうからなのです。 

ただ、工夫次第で電子レンジでもおいしく焼き芋を仕上げることもできます。サツマイモを濡れたキッチンペーパー・ 新聞紙に包み、最初ある程度加熱したあとは「解凍モード」など出力をおさえたモードで長めの加熱をすることによって、「石焼き」ほどではないにしてもかなりおいしく仕上げることができるのです。

せっかくの秋の味覚、今年もおいしく食べたいですね。

※家庭での焼き芋の調理方法についてはこちらもご覧ください。 

人工いくらを見分ける方法

 お寿司屋さんで大人気のいくら。また、百貨店の北海道展などでいくら丼を見たりするとテンションが上がりますよね。このいくら、鮭の卵であることは皆さんご存じのことと思います。ちなみに、卵巣に入ったままの状態のものがすじこ、卵一粒一粒にバラバラにしたものがいくらです。

 ところで、大人気のいくらですが、一時期天然物が少なかったため、人工いくらが出回ったことがありました(正確には「人造いくら」というそうですが、何となく人工の方がしっくり来るのでここでは人工いくらと記します)。 この人工いくら、最初に作ったのは富山県魚津市の日本カーバイド工業という会社なのだそうです。

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 ところで、この人工いくらを見分ける方法をご存じですか? 

 よく、皮が固いのが人工いくらだという人もいますが、それは間違いのようです。

 見分ける方法はとりあえず2つ。 1つ目の方法は目玉の部分に注目すること。人工いくらの目玉は、植物性の油ににんじんの色素で色をつけたものなのだそうです。一方でホンモノのいくらは脂肪成分がタンパク質から遊離して集まったものなので、人工のものほどくっきりとした輪郭がないのだそうです。

 2つ目の見分け方は水に落としてみること。人工いくらは、ホンモノのいくらのように白くならず、30分ほどすると水面に浮かんでくるのだそうです。

 なお、人工いくらですが、ロシア産のいくらの価格が暴落したため、以前ほど広くは流通していないとのことです。皆さんのテーブルにあるいくらは、ホンモノでしたか?
 

「文化干し」って何が「文化」なの?4

いわゆる干物の一種に「サバの文化干し」など文化干しといわれる一群がありますね。お好きな方もいるのではないでしょうか。

ところで、同じような干物なのに「文化干し」と呼ばれたりそうではなかったり…。見た目にはあまり違いが分かりません。文化干しっていったい何なのでしょうか?

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実は、文化干しの名前のルーツは2つあるようなのです。

最初の「文化干し」は、干物の包装材として木箱や新聞紙を用いていた時代に、東京の水産加工物会社がセロファンに包んでみたところ、非常に仕上がりの見栄えが良くなり画期的だったことから「文化干し」と呼ばれるようになったといわれています。つまり、このときの文化干しは、中身は普通の干物と同じだったようです。

その後、昭和30年頃より、天日乾燥ではなく冷風乾燥機を使った干物が市場に出回るようになりました。この機械を使った製法が「文化」的であるとのことで、その後文化干しというと天日干しの対義語で機械で乾燥処理をした干物ということになったとのことです。

ということで、文化干しとは最初は包装の仕方が斬新だったことからつけられた名前だったが、その後機械によって乾燥された干物を呼ぶ名称になった、というお話でした。

「サラダ味」のせんべいは何でサラダ味?5

おせんべいは、ごく普通のおやつとして普段から食べられていますね。

おせんべいの種類はいろいろとありますが、その中で「サラダ味」と表記されているソフトなおせんべいの一群があるのをご存じだと思います。

でも、よく考えてください。あの「サラダ味」のおせんべい、本当にサラダの味がしましたっけ? というか、サラダ味ってどんな味? 野菜の味? ドレッシングの味? 何だか突き詰めて考えていくとよく分からなくなってきますね。では、なぜ「サラダ味」なのか、調べてみましょう。

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       サラダ味のおせんべい

         ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

実は、この「サラダ味」という名前の由来は、サラダ油で味付けしていることからきたものなのだということです。

1960年代、食生活の洋風化の流れもあって、あるせんべいメーカーでサラダ油を吹き付けて塩をまぶした新開発のせんべいが開発されました。その当時、まだサラダ油は高価だったそうで、今までのせんべいに比べてかなりモダンな商品でした。

ところで、いざ名前をつける段になって、和風の「塩味」とするよりも「サラダ」としたほうがオシャレではないかということで、「サラダ味」という名前が決まったとのことです。その後、「サラダ味」は人気商品となってせんべいの定番のひとつになったことは皆さんご存じの通りです。

なお、「サラダ味」というと何だかヘルシーな印象を受けますが、実際はあぶらを吹き付けてあるので昔ながらの醤油せんべいなどと比べれば当然カロリーは高いです。食べ過ぎにはご注意を。

ということで、おせんべいの「サラダ味」とはサラダ油を吹きかけていることからつけられた名称だというお話でした。

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