雑学の玉手箱

日常生活にとくに役には立たないけど、時折「なぜ?」と思う些細な疑問について調べたことの覚え書きです(^^)

ことば

投手と捕手のことをなぜ「バッテリー」と呼ぶ?

 オールスターも終わり、プロ野球も中盤戦。また、全国で高校野球の地方予選で熱戦が展開されていますね。やっぱり野球は夏が似合うと思います。

 ところで、野球でピッチャーとキャッチャーのことを「バッテリー」と呼びますよね。でも、なんでバッテリーというのでしょうか? 

 ひと言「バッテリー」というと、野球のことを念頭に置かない限り、自動車などで使うバッテリー(電池)を思い浮かべるのではないかと思います。実際、先ほどネットで検索されている用語を調べたところ、上位10件のうち8件がこの電池に関連することを指していました(なお、残りの2件は「バッテリー」という小説やそれを元にした映画のことでした)。

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 では、なぜピッチャーとバッターのことを「バッテリー」呼ぶのでしょうか? また、電池の「バッテリー」と何か関係があるのでしょうか?

 調べてみると、実はもともと「バッテリー」という言葉には「一組のもの 」「一対のもの」という意味があったそうです。そのため、+(プラス)と-(マイナス)の組み合わせである電池や、ピッチャーとキャッチャーの組み合わせのことをそれぞれ「バッテリー」と呼ぶようになったのだそうです。

 ということで、野球のバッテリーも電池のバッテリーも、もともとは同じ「一組のもの」という言葉に由来していたということでした。 なかなか意外な組み合わせにちょっとビックリでした。

どこからが「島」と呼ばれる?3

11月20日頃に小笠原で海底火山が噴火し、新たな「島」ができているという報道がされています。




ニュースの映像を見ていると、地球が生きて活動していることを実感することができますね。

また、この噴火によってできたものが「島」として認められると、日本の領海がわずかですが広がるかもしれないと期待感を持ったコメントをした人もいましたね。

ところで、「島」とはどのようなものを指すのでしょうか。このニュースを見て気になったのでちょっと調べてみました。

          ・ ・ ・ ・ ・ ・

島については、「国連海洋法条約」第121条に以下のような規定があるそうです。

「自然に形成された陸地であって、水に囲まれ高潮時においても水面上にあるもの」

つまり、人工的に作ったのではなく、今回の海底噴火のような自然現象によって形成された陸地であること。また、海面が一番高い時期(一般に大潮の時の満潮がいちばん海水面が上昇しますね)でも、常に一部が海面上に出ていることが条件とされているようです。なお、水面に出ている面積に下限はないので、ともかく何かしらが海水面上に常に出ている状態なら「島」とすることができるようです。

なお、世界で最大の島はグリーンランド。グリーンランドより大きな陸地は「大陸」となるそうです。

「アルプス一万尺」の歌詞の意味は?4

「アルプス一万尺 小槍の上で アルペン踊りを 踊りましょ ~」。

多分どこかで聞いたり歌ったりしたことのある歌ですよね。子どもの頃はこの歌を歌いながら、2人で向かい合ってリズムにあわせて手を合わせたりする遊びをしたことも思い出します。やったことないですか?

ところでこの歌、よく歌ったにも関わらず、今ひとつ意味が分からないところがありました。とくに、「小槍」の部分は「子ヤギ」と思っている人も多いようですね。

かくいう私も子どもの頃はそのように思っていて、随分残酷な歌だなぁと思ったりもしていました。頭の中では、「アルプスの少女ハイジ」が子ヤギの「ユキちゃん」の上でピョンピョンしながらまわっているイメージでした。

その後、教科書か何かで「小槍」であることが分かってからは、さらに???という感じ…。槍の上でダンスって、足にぶすぶす刺さらないのかなぁ…。アルプスの人はそんな曲芸をするのかなぁ…なんて思ったりしていました。

槍ヶ岳と「小槍」
         槍ヶ岳と「小槍」

ということで、この歌のとくに「小槍」について調べてみました。

         ・ ・ ・ ・ ・ ・

この歌の「小槍」とは、実は日本の北アルプス・槍ヶ岳のそばにある岩のことだそうです。この「小槍」は標高3,030メートル、ちょうど「アルプス一万尺」=3,000メートルということになりますね。

※1尺=約30センチメートル ×10,000=3,000メートル

なお、小槍の他に、「孫槍」と呼ばれる岩もあるそうです。

ということで、この歌の「アルプス」とは私がイメージしていたヨーロッパアルプスではなく日本アルプス(北アルプス)であり、そこにある「小槍」と呼ばれる標高約3,000メートルの岩の上でアルペン踊りを踊りましょう、という意味のようです。

ただしこの「小槍」、断崖絶壁でロッククライミングの技術がないと登れないそうで、さらにその頂上は人一人が立つのがやっとという狭さ。この上で踊りを踊ろうというのはよっぽどのことですよね。

なお、この歌の元歌は「ヤンキードゥードゥル」(Yankee Doodle)というアメリカの歌。さらに元をたどればイギリスが植民地時代のアメリカ軍を侮蔑的に歌った歌のようです(Doodle=まぬけ)。しかし、アメリカではなぜかこの歌が好まれ、愛国的な替え歌が作られてさまざまな場面で歌われたとのことです。

日本では、元歌とは無関係と思われますが、歌詞が29番までつけられています。日本の歌詞の作者は不明ですが、京大山岳部の学生であるという説が有力とのことです。

ということで、「アルプス一万尺」に出てくる「小槍」とは、槍ヶ岳のそばにある岩だというお話でした。

「コッペパン」の「コッペ」ってなに?4

年配の方々にとっては、子どもの頃給食でよく目にしたであろう「コッペパン」。一時見かけなくなったなぁと思いましたが、最近はジャムやマーガリンをはさんだような形で、コンビニなどでも再び目にするようになりましたね。また、昔ながらのパン屋さんの中には、懐かしいコッペパンを看板商品にして大人気のお店もあるようです。

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           コッペパン

ところで、このコッペパンの「コッペ」とは何のことなのでしょうか。調べていくと、どうやらフランス語に由来するようです。

日本で一般的にフランスパンと呼ばれている長いパンは、フランスでは「杖」を意味する「バケット」と呼ばれています。ちなみに「バケット」という呼び名、最近では日本でもおしゃれな人が使ってますよね。

ただ、フランスには長いパンしかないかというと実はそんなコトはないそうで、バケットより短いパンを「バタール」、さらにそれより短くてずんぐりした形のパンのことを「クッペ」と呼ぶのだそうです。

そして、パン食の普及につれて日本で作られるようになった小型のずんぐりしたパンの「形」が、その「クッペ」に似ているので、クッペ転じてコッペパンと呼ばれるようになったということです。

ということで、コッペパンの「コッペ」とは、フランスの短くてずんぐりしたパン「クッペ」に似ているということで名前がついたというお話でした。

萩原朔太郎が黒い下着を愛用していた理由とは?3

「日本近代詩の父」とも称される大正時代の詩人、萩原朔太郎。処女詩集『月に吠える』によって詩壇に確固たる地位を築ききあげました。その他、『青猫』『氷島』などの詩集が知られています。なお、その性格は詩の作風と同じように神経質で繊細だったといわれます。写真を見ても、その繊細さが伝わってくると同時に、なかなかの美男子だったことも分かりますね。

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       萩原朔太郎

この朔太郎が黒い下着を愛用していたというエピソードがあります。

大正時代のこの時期に黒い下着とはさぞかしオシャレだと思いきや、実はこの黒い下着にはオシャレとはほど遠い理由があったようなのです。

実は、朔太郎は重度の痔持ちで、晩年は歩くことも大変だったといわれています。そのため、普通の白いパンツをはいていたら、すぐに痔の出血で汚れてしまう。繊細だった彼は、それが耐えられなかったのでしょう。そこで登場したのが、汚れが目立たない黒い下着だったというわけです。朔太郎は、甘いマスクの裏にこのような悩みも抱えていたのです。

ということで、萩原朔太郎が黒い下着を愛用していたのは、痔による出血を目立たなくするためだった、という話しでした。
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