雑学の玉手箱

日常生活にとくに役には立たないけど、時折「なぜ?」と思う些細な疑問について調べたことの覚え書きです(^^)

2014年08月

石焼き芋はなぜおいしい?5

秋の味覚のひとつに焼き芋がありますね。毎年、楽しみにしている食べ物だったりします。

ところで、季節になると「いしや~きいも~」と焼き芋屋さんが近所にやってきたりしますね。最近は少し減ってしまったようにも思いますが、皆さんのところはまだ廻ってきますか?

ところで、焼き芋屋さんで買った焼き芋、ほくほくして甘くて、何でこんなにおいしいんだろうと思ったことはありませんか? 家では手軽に「レンジでチン」をするくらいだったのですが、明らかにおいしさが違いますよね。芋が違うのかな? とか、やっぱり石焼きの力なのかな?  なんていろいろと疑問でした。

しかし、実は焼き芋屋さんの 芋のおいしさは、やはりその焼き方に秘密があたようです。では、どのように焼けば焼き芋屋さんのような焼き芋が食べられるのでしょうか?


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焼き芋のもとになるサツマイモ、その主な成分はデンプンです。デンプンは多糖類という単糖の分子が複数結合した物質で、甘くありません。これが加熱されると酵素の働きで分子結合が分解されて、甘い麦芽糖(マルトース)に変化するのだそうです。

ところでこの酵素の働き、40度から60度の間で働き、60度で 最大となる一方、それより高温になると活動が止まってしまうのだそうです。つまり、サツマイモの甘さを最大限引き出すためには、低温でじっくり焼き上げることが必要なのです。そのため、焼き芋屋さんの「石焼き」という焼き方は、サツマイモの性質からしても理にかなっていると言えます。

反対に「レンジでチン」ではおいしくないのは、レンジは短時間で高温調理をするためで、マルトースへの変化がほとんど起こらないまま完成してしまうからなのです。 

ただ、工夫次第で電子レンジでもおいしく焼き芋を仕上げることもできます。サツマイモを濡れたキッチンペーパー・ 新聞紙に包み、最初ある程度加熱したあとは「解凍モード」など出力をおさえたモードで長めの加熱をすることによって、「石焼き」ほどではないにしてもかなりおいしく仕上げることができるのです。

せっかくの秋の味覚、今年もおいしく食べたいですね。

※家庭での焼き芋の調理方法についてはこちらもご覧ください。 

四つ葉のクローバーはなぜ出来る?

 四つ葉のクローバー。見たことはありますか?
 「見つけると幸運が訪れる 」なんて言われて探してみたこともあるのではないでしょうか? 何だかロマンティックな気分にもさせてくれます。

 このクローバーとはマメ科のシャジクソウ属に属する植物の総称です。地面を這うように生育し、葉は基本的に3枚。ただし、それ以上の枚数の葉があるものも知られ、現在のところ56枚の葉を持つものがギネス記録として知られています。身近なところではシロツメクサなどが知られています(ちなみに「ツメクサ」とは江戸時代、オランダから輸入されたガラス製品の詰め物として利用されていたことからきた名称だそうです)。

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 ところで、 この四つ葉(もしくはそれ以上)のクローバーはなぜ出来るのでしょうか。

 実は、遺伝などの要因も考えられるのですが、いちばん身近な原因としては、成長する際に何らかの原因で成長点が傷つけられた結果 起こった奇形だというのです。

 四つ葉のクローバーがよく見つかる場所は、道ばたなどよく踏みつけられることが多いところです。踏みつけられることによって成長点が刺激されることによって四つ葉になるというのです。そのため多くの場合 、四つ葉が多く見つかった個体の種を取って蒔いてみても、大抵は基本形である三枚葉に戻ってしまうと言うことです。

 なお、この性質を逆に利用して、人工的に成長点に刺激を与えることで四つ葉のクローバーを人為的に作り出すことも可能です。実際のそのような製品も売り出されているようです。

 ということで、四つ葉のクローバーとは成長点が傷つけられたことによって生じた奇形であることが多い、というお話でした。 
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