雑学の玉手箱

日常生活にとくに役には立たないけど、時折「なぜ?」と思う些細な疑問について調べたことの覚え書きです(^^)

2013年11月

「サラダ味」のせんべいは何でサラダ味?5

おせんべいは、ごく普通のおやつとして普段から食べられていますね。

おせんべいの種類はいろいろとありますが、その中で「サラダ味」と表記されているソフトなおせんべいの一群があるのをご存じだと思います。

でも、よく考えてください。あの「サラダ味」のおせんべい、本当にサラダの味がしましたっけ? というか、サラダ味ってどんな味? 野菜の味? ドレッシングの味? 何だか突き詰めて考えていくとよく分からなくなってきますね。では、なぜ「サラダ味」なのか、調べてみましょう。

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       サラダ味のおせんべい

         ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

実は、この「サラダ味」という名前の由来は、サラダ油で味付けしていることからきたものなのだということです。

1960年代、食生活の洋風化の流れもあって、あるせんべいメーカーでサラダ油を吹き付けて塩をまぶした新開発のせんべいが開発されました。その当時、まだサラダ油は高価だったそうで、今までのせんべいに比べてかなりモダンな商品でした。

ところで、いざ名前をつける段になって、和風の「塩味」とするよりも「サラダ」としたほうがオシャレではないかということで、「サラダ味」という名前が決まったとのことです。その後、「サラダ味」は人気商品となってせんべいの定番のひとつになったことは皆さんご存じの通りです。

なお、「サラダ味」というと何だかヘルシーな印象を受けますが、実際はあぶらを吹き付けてあるので昔ながらの醤油せんべいなどと比べれば当然カロリーは高いです。食べ過ぎにはご注意を。

ということで、おせんべいの「サラダ味」とはサラダ油を吹きかけていることからつけられた名称だというお話でした。

どこからが「島」と呼ばれる?3

11月20日頃に小笠原で海底火山が噴火し、新たな「島」ができているという報道がされています。




ニュースの映像を見ていると、地球が生きて活動していることを実感することができますね。

また、この噴火によってできたものが「島」として認められると、日本の領海がわずかですが広がるかもしれないと期待感を持ったコメントをした人もいましたね。

ところで、「島」とはどのようなものを指すのでしょうか。このニュースを見て気になったのでちょっと調べてみました。

          ・ ・ ・ ・ ・ ・

島については、「国連海洋法条約」第121条に以下のような規定があるそうです。

「自然に形成された陸地であって、水に囲まれ高潮時においても水面上にあるもの」

つまり、人工的に作ったのではなく、今回の海底噴火のような自然現象によって形成された陸地であること。また、海面が一番高い時期(一般に大潮の時の満潮がいちばん海水面が上昇しますね)でも、常に一部が海面上に出ていることが条件とされているようです。なお、水面に出ている面積に下限はないので、ともかく何かしらが海水面上に常に出ている状態なら「島」とすることができるようです。

なお、世界で最大の島はグリーンランド。グリーンランドより大きな陸地は「大陸」となるそうです。

日本のラガーシャツはなぜ横縞が多い?4

まだまだ海外の強豪にはかなわないにせよ、近年日本のラグビーのレベルもどんどん上がっているようですね。野球やサッカーに比べればまだマイナーなスポーツかもしれませんが、人気も徐々に高まってきているようです。

ところで、ラグビーのユニフォームであるラガーシャツですが、日本では横縞のものが主流ですね。しかし、実はこれは日本国内でのことであって、海外ではどちらかというと無地で単色のユニフォームの方が主流なのだそうです。なぜなのでしょうか?

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実は、日本でラグビーが普及したのは諸外国より遅かったそうです。そのため、代表チームのユニフォームを作るとき、無地で単色のデザインはすでに出尽くした状態でした。そのため、日の丸を意識して赤と白の横縞のユニフォームがつられたそうです(胸に桜のエンブレムが入ってますよね)。

その後、大学や実業団のユニフォームが作られる際、代表チームのユニフォームの影響から、横縞デザインのユニフォームが現在のように広まったとのだそうです。

なお、横縞は目の錯覚で体格が大きく見えるということもあります。それがラグビーの競技としての性格にもマッチしていたということも横縞が広まった理由として考えられるようです。

なお、ラグビーではこれだけ広まっている横縞も、野球ではあまりかけません。それは、野球の場合横縞だとストライクゾーンが分かりやすくなり打者にとって不利だと考えられていることが原因と考えられるそうです。

ということで、日本のラグビージャージに横縞デザインが多いのは、代表チームのジャージに影響を受けたというお話でした。

手術着の色はなんでグリーン系なの?4

最近、大ヒットする医療系のドラマが多いですよね。中でも、救命救急や外科医を取り上げたシリーズなどはたくさん放映され、人気も高いようです。皆さんも、はまったドラマがいくつかあるのではないでしょうか。

ところで、このようなドラマの盛り上がるシーンのひとつに手術の場面があります。生命の危機に直面する緊張感や医師の卓越したメス捌きなど見応えあるシーンが続きます。そのため、一般にも手術室のイメージが定着してきているのではないかと思います。

ところで病院というと、医師もナースも白衣を着ており、場合によっては壁まで白というイメージが強いと思います。しかし、手術室だけは、手術着も壁の色もグリーン系、もしくはブルー系の色が多いようです。これには何か理由があるのでしょうか?

手術室(イメージ)
          手術室(イメージ)

実はかなり以前、手術室も手術着も、病院の他の部分と同じく白が基調だったそうです。しかし、そこで手術をしていた医師の多くから「手術中に目がひどく疲れる」「手術中に壁を見ると青緑色のシミのようなものが浮かぶ」といった訴えが聞かれるようになったそうです。

調べてみると、目の疲れは手術室の白い壁が照明を反射して執刀医の目をまぶしくさせていることが原因らしいということが分かりました。また、「壁に浮かぶシミ」は人間の視覚に起こる「色残像」という現象が原因であることも分かってきました。

手術中、執刀医は大量の血や赤い臓器を見続けることになります。人間の目は赤い色をずっと見続けたあとに白い壁などを見ると、色対比で赤と反対の色(補色)になる青緑色が浮かんでくるという生理現象が起こるというのです。試しに、下の赤い●を10秒見たあとで、白い部分に視線を移してみてください。緑っぽい残像が見えると思います。また、逆に子どもの頃緑色のシートがかかった車庫の中にしばらくいたあと外に出たら、回りの景色が赤っぽく染まっていた、なんてこともありました。

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ということで、どうしても赤いものを見続けなくてはならない手術室で、壁の色や手術着に緑や青の色が使われるようになったのは、「色残像」をおさえるための工夫だったのです。

なお、付け加えるならば、グリーンやブルー系の色は緊張を抑える効果もあるということも付け加えておきましょう。

ということで、手術室でグリーン系やブルー系の色が使われている理由は、赤い色を見続けなければならない手術室で「色残像」をおさえるためだったというお話でした。

「アルプス一万尺」の歌詞の意味は?4

「アルプス一万尺 小槍の上で アルペン踊りを 踊りましょ ~」。

多分どこかで聞いたり歌ったりしたことのある歌ですよね。子どもの頃はこの歌を歌いながら、2人で向かい合ってリズムにあわせて手を合わせたりする遊びをしたことも思い出します。やったことないですか?

ところでこの歌、よく歌ったにも関わらず、今ひとつ意味が分からないところがありました。とくに、「小槍」の部分は「子ヤギ」と思っている人も多いようですね。

かくいう私も子どもの頃はそのように思っていて、随分残酷な歌だなぁと思ったりもしていました。頭の中では、「アルプスの少女ハイジ」が子ヤギの「ユキちゃん」の上でピョンピョンしながらまわっているイメージでした。

その後、教科書か何かで「小槍」であることが分かってからは、さらに???という感じ…。槍の上でダンスって、足にぶすぶす刺さらないのかなぁ…。アルプスの人はそんな曲芸をするのかなぁ…なんて思ったりしていました。

槍ヶ岳と「小槍」
         槍ヶ岳と「小槍」

ということで、この歌のとくに「小槍」について調べてみました。

         ・ ・ ・ ・ ・ ・

この歌の「小槍」とは、実は日本の北アルプス・槍ヶ岳のそばにある岩のことだそうです。この「小槍」は標高3,030メートル、ちょうど「アルプス一万尺」=3,000メートルということになりますね。

※1尺=約30センチメートル ×10,000=3,000メートル

なお、小槍の他に、「孫槍」と呼ばれる岩もあるそうです。

ということで、この歌の「アルプス」とは私がイメージしていたヨーロッパアルプスではなく日本アルプス(北アルプス)であり、そこにある「小槍」と呼ばれる標高約3,000メートルの岩の上でアルペン踊りを踊りましょう、という意味のようです。

ただしこの「小槍」、断崖絶壁でロッククライミングの技術がないと登れないそうで、さらにその頂上は人一人が立つのがやっとという狭さ。この上で踊りを踊ろうというのはよっぽどのことですよね。

なお、この歌の元歌は「ヤンキードゥードゥル」(Yankee Doodle)というアメリカの歌。さらに元をたどればイギリスが植民地時代のアメリカ軍を侮蔑的に歌った歌のようです(Doodle=まぬけ)。しかし、アメリカではなぜかこの歌が好まれ、愛国的な替え歌が作られてさまざまな場面で歌われたとのことです。

日本では、元歌とは無関係と思われますが、歌詞が29番までつけられています。日本の歌詞の作者は不明ですが、京大山岳部の学生であるという説が有力とのことです。

ということで、「アルプス一万尺」に出てくる「小槍」とは、槍ヶ岳のそばにある岩だというお話でした。
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