いわゆる干物の一種に「サバの文化干し」など文化干しといわれる一群がありますね。お好きな方もいるのではないでしょうか。

ところで、同じような干物なのに「文化干し」と呼ばれたりそうではなかったり…。見た目にはあまり違いが分かりません。文化干しっていったい何なのでしょうか?

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実は、文化干しの名前のルーツは2つあるようなのです。

最初の「文化干し」は、干物の包装材として木箱や新聞紙を用いていた時代に、東京の水産加工物会社がセロファンに包んでみたところ、非常に仕上がりの見栄えが良くなり画期的だったことから「文化干し」と呼ばれるようになったといわれています。つまり、このときの文化干しは、中身は普通の干物と同じだったようです。

その後、昭和30年頃より、天日乾燥ではなく冷風乾燥機を使った干物が市場に出回るようになりました。この機械を使った製法が「文化」的であるとのことで、その後文化干しというと天日干しの対義語で機械で乾燥処理をした干物ということになったとのことです。

ということで、文化干しとは最初は包装の仕方が斬新だったことからつけられた名前だったが、その後機械によって乾燥された干物を呼ぶ名称になった、というお話でした。