皆さん、「カルピス」はご存じですよね。いわゆる乳酸菌飲料の草分けのような存在で、水や牛乳に溶かして飲んだり、かき氷のシロップにしたりと、今でも夏場になると、あちこちでお目にかかることも多いです。

実はこのカルピスですが、なんと大正時代から販売されているロングセラー商品です。その原液は濃いため腐りにくく、昔から保存にも向いていたそうです。

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ところでこのカルピスですが、青の水玉模様が特徴的で、デザイン自体はちょっとずつ変わっていてもこの基本は変わらないようです。では、この水玉のデザインには何か意味があるのでしょうか。

実は、カルピスのパッケージデザインに描かれている水玉模様は、天の川をイメージしているのだそうです。そしてその理由は、カルピスが発売された大正8年7月7日、七夕だったことに由来するものだといいます。ただし、この発売当初のカルピスは水玉模様ではありませんでした。

発売から3年後にはじめてカルピスの水玉模様が採用されます。ただし、その時の水玉は青地に白の水玉と、今とは逆のデザインだったそうです。その後、1953年に青と白を反対にして、現在のカルピスの水玉模様ができあがったとのことです。なかなか伝統あるデザインだったのですね。

ということで、カルピスの水玉模様は、その発売日が七夕だったことから天の川をイメージしたデザインだったというお話でした。