11月20日頃に小笠原で海底火山が噴火し、新たな「島」ができているという報道がされています。




ニュースの映像を見ていると、地球が生きて活動していることを実感することができますね。

また、この噴火によってできたものが「島」として認められると、日本の領海がわずかですが広がるかもしれないと期待感を持ったコメントをした人もいましたね。

ところで、「島」とはどのようなものを指すのでしょうか。このニュースを見て気になったのでちょっと調べてみました。

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島については、「国連海洋法条約」第121条に以下のような規定があるそうです。

「自然に形成された陸地であって、水に囲まれ高潮時においても水面上にあるもの」

つまり、人工的に作ったのではなく、今回の海底噴火のような自然現象によって形成された陸地であること。また、海面が一番高い時期(一般に大潮の時の満潮がいちばん海水面が上昇しますね)でも、常に一部が海面上に出ていることが条件とされているようです。なお、水面に出ている面積に下限はないので、ともかく何かしらが海水面上に常に出ている状態なら「島」とすることができるようです。

なお、世界で最大の島はグリーンランド。グリーンランドより大きな陸地は「大陸」となるそうです。